とても気の長いお話です。
西海市自慢のカラマンダリンは、カリフォルニアのキングマンダリンと日本の温州ミカンから生まれた、とにかく待ち長い春みかん。
樹上でしっかり熱して、とびっきり甘くちょっぴりすっぱくなるのをしんぼう強く一年待つのです。普通では考えられないような長さですが、待つだけの甲斐はあって、それはそれは美味しい極上のみかんになります。
春に実になって、夏、秋、冬と季節を越えることで果実の旨味が凝縮、とろけるようなみずみずしい甘さ(糖度14度以上)に適度な酸味が溶け込んだ濃厚な味わい、しかも樹上完熟なので新鮮そのもの、あと味もすっきりしています。
そんなカラマンダリンの美味しさをそのまま味わっていただきたくてジュースにしました。
もちろん作り方にもこだわって
皮や袋の余分な苦みや渋みが加わらないように果肉の部分だけをそっとやさしく押してしぼりました。
そのため、使えるのは果実の1/4程度とかなり贅沢。
みかんの風味が生きている100%ストレートジュースです。
私たちの作る西海カラマンダリン甘熱じゅうすは、誰にも負けません
柑橘の王様カラマンダリンは、食昧に優れた品種ですが、実は、寒さに弱いという特性があります。しかし西海市は、大村湾と いう大きな内海が自然の蓄熱(湯たんぽ) の働きをして、湾に面した畑が一年中温暖であるという全国的にも珍しい地形のため、寒がり屋のカラマンダリンにはとても心地よい楽園です。